沖縄の歴史と文化を象徴する首里城が、10月31日未明の火災により全焼しました。1429年(室町時代中期)に成立し、約450年間にわたり奄美・琉球諸島に君臨した琉球王国の政治、経済、文化の中心であった首里城は、琉球王国独特の文化の象徴であり、琉球王国の歴史を体現する存在です。
当社がつくっております「豆腐よう」も、かつては琉球王国の交易時代に中国から伝えられ、先人たちの創意工夫で琉球独自の豆腐ようを作り上げた賜物でもあります。豆腐ようを作り続けています当社でも、琉球王国の文化の一端を担うことに携わっている事を誇らしく感じております。
首里城の消失は言葉では言い表せないものがあります。しかしながら、沖縄県民をはじめ、県外各地、海外の多くの皆様から励ましの声と再建に向けてのご支援が向けられていることは、胸が熱くなりほんとうにありがたく思います。
当社も日々豆腐ようとじーまーみ豆腐を作り続けることで、琉球王国の歴史と文化の素晴らしさをより多くの方々へお伝えできるように心新たに邁進していきたいと思います。
あの美しく沖縄の青空に映える首里城を心の拠り所として、首里城再建の未来に向けて、美味しい豆腐ようとじーまーみ豆腐を作り続けていきたいと思います。
令和1年11月3日 文化の日に寄せて
株式会社琉球うりずん物産
代表取締役社長 久髙 直也
取締役副社長 謝花 恵子